5.7 管路の計画と設計


Q187
途上国の管網解析において、後で相手国自身でチェック可能とするには、コンピューターソフトは何を使用すべきですか





  Key words:管路、管網解析、コンピュータソフト

 後で相手国自身でチェック可能とするために、コンピューターソフトの選定には以下の点を考慮することが必要です。

1.使いやすいもの
(1)パソコンで手軽に使用できるもの
(2)operation soft(OS)は操作が簡単なWin-dowsまたはDOS
(3)言語は英語

2.相手のレベルに合ったもの
 ソフトは最初から多機能のものを使用しないで、相手国の技術レベルに合わせて、簡単なものからステップバイステップにレベルを上げていくことも必要です。
 また、技術力が高い場合は、ソフトは簡単な管網解析だけでなく、静的水理解析(タンク特性、ポンプ特性、バルブ特性など)ができるものが有効です。

3.実体に即したもの
 ソフトは実際の管路との整合性を図るうえで、水道管路を熟知している機関またはメーカーのものを使用すべきです。
 現在世界で使用されているソフトの一例を表1に示します。

(鈴木 繁, 家始 健)

表1

戻る    次へ

コメント・お問合せ