5.11 漏水防止作業と不明水


Q213
わが国における漏水発生状況を、箇所別 、管種別、原因別に説明してください





  Key words:漏水、漏水調査、漏水発生原因

 横浜市における漏水の発生状況は、配水管および給水管を比較した場合、過去10年間の平均で全体の97%が給水管からの漏水です。表1は、1994年度に横浜市が行った漏水調査の現状を管種別 に漏水発生箇所を記載したものです。表1から管種別に漏水発生原因を説明すると下記のとおりです。
(1)ビニルライニング鋼管では、腐食が代表的原因にあげられているが、継手部分の腐食が大部分である。
(2)漏水の最も多い管種は鉛管であり、技術的な原因に加え、荷重振動と内圧によるものが多く、管体および継手部の双方に漏水が発生している。
(3)鉛管と同様に内圧に弱点を示したのが非金属管である。

【出 典】
1)横浜市水道局統計年報,1994.

(三井 基典)

表1

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